Q:近年、建築費は高騰傾向にあり、大幅な増収が見込めない病院の建替えは、より困難となってきているように思えるが、それでも建物が古い病院が建替えを考える場合、どうすればよいか。A:弊社の支援においては、病院の経営状況を把握するための基礎調査の中で、病棟再編や診療報酬上の増収施策、コスト削減の余地の分析を実施することが可能です。増益施策を検討するとともに、近年の建替え事例だと、地域の将来推計患者数や競合の状況、収支バランスを見ながら、一定のダウンサイジングを選択肢の一つとして提示しています。ただ、近年の建築費は高騰傾向が続いており、建築会社への発注スキームを工夫したり、(一時的に)建物の改修で建築費の動向の様子を見たりするケースもあります。大幅に事業構造を変えるためには、地域の情勢を見ながら複数病院を統合再編しての建替え検討をするケースも増えてきています。